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営業時間朝9時より夕方6時までです。
土曜日のみ夕方5時までです
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クリーニングについて
クリーニングはどこも一緒だと思っていませんか。
クリーニングはとにかく安ければいい
仕上げなどはどこも一緒だし価格だけできめちゃえ!
そんなふうに思っていませんか?
私はこの業界(クリーニング)ぐらい
基準のない でたらめな業界はないと思っています。
クリーニングのむつかしさは
お客様のだされた品物の素材や汚れが千差万別で
ひとつとして同じものがないことです
同じお客様の同じ品物でも
本当にこれでもか!
というぐらいよく汚れているときもあれば
ほとんど汚れていなくて、
洗うと風合いがかわるのでは?というようなときもあります。
そして、クリーニングした後の品物も
同じように綺麗にしてかえしているつもりでも
これできれいになった「十分です」といわれるときもあれば、
ぜんぜん汚れが落ちていないといわれることもあるので
とても苦労します。
クリーニング(綺麗に)することでは
まとめて効率よく洗うということ自体が
すごく矛盾していますので
最終的には1点1点に適したクリーニングを
おこなうことが必要になります
ただどうしても基準は必要なので
いつでも最良の効果をめざして努力してます。
たとえば、ワイシャツ1枚のクリーニングでは
洗いだけでも
洗剤の種類 水温 水量 すすぎ回数 のりの種類や濃淡
汚れの度合いやしみの有無などによって
洗いなおしをするのかしないのか
仕上げのしかたでは
手仕上げ 機械仕上げ 手直しをするのかしないのか、
厳しい目でみれば 本当にきりがありません。
そのうえで1枚あたりの金額がきまるのであって
当店では150円〜から450円以上ぐらいまでいろいろあります
安いクリーニングでは、当然洗い直しや手直しはできませんし
まとめて効率よくが条件なので
すべて綺麗にするのは無理だとおもわれます
個人経営のクリーニングのお店は扱える点数に限界がありますが、
一点一点お客様の喜んでもらえる、洗い仕上げをめざして
日々研究努力しています。
綺麗にすること しみぬきについて
しみぬきにはもちろん基本があります。
まず第一に服の素材を確認することです。
(忙しいとついつい忘れがちなので失敗してしまうことがあります。)
特に難しい素材が正絹・レーヨン・麻・テンセル・トリアセテートなどで、
とくに薄い生地であったり、微妙に光沢がある素材のしなものは、失敗しやすいです。
はっきりいってさわりたくないが、本音です。
広げないようにスポット的にしみぬきをしますが、
すれるだけで表面の光沢などが変化し、
修正がきかなくなる品物もあります。
第二に染色堅牢度の確認が問題で
染色が弱く水ですすぐだけですぐ色が抜けたり変色したりします
最初にすこし裏地などめだたない場所で試しますが、
これも製品の品質および特質でまったくしみぬきができない品物もあります
第三にどこまでするか、に神経をつかいます。
あと少しで完全になるのですが、生地を傷める可能性もある場合など本当に困ります。
限界まで試すことは本当に難しい。
普通に着用してすぐにクリーニングにだせば、
ドライクリーニングだけで結構おちますが、
永い間放置された場合はとても難しくなります。
過去に失敗は数えきれないぐらいしてきましたが、
そのひとつひとつが経験となり
すこしは出来るようになってきていると自負しています。
服にしみがついたと思ったらとにかく早く
処置することがとても大切だと思ってください。
